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仏相方とロシアン猫と、人より牛をたくさん見かけるフランスのノルマンディーでの生活を経て、オーストリアのウィーン暮らしスタート!

フランスで結婚するまでの流れ:その2

今日は長らく続いた曇り空から一転、快晴のノルマンディーです! 

さて、前半に続いて、後半を書いていきたいと思います。

mamankiko.hatenablog.com

 

 

準備③ 在フランス日本大使館で婚姻手続きの必要書類の作成依頼

最初に書いた、大使館にて準備してもらえるフランスでの婚姻手続きの必要書類3つを

申請する為、日本から届いた戸籍謄本・改製原戸籍・除籍謄本を揃えて

新年早々の大使館オープニング日にはるばるノルマンディーから向かいました。

 

 

(ここで少しクロノポストへのイライラMAXネタです)

本来であれば・・・

2016年内にこれらの書類申請をする予定だったのですが、

魔のフランスのクロノポスト・・ಠ_ಠ により、この予定が延び延びに。。

 

高知の母→→東京の友人→アポスティーユ取得してからフランスへ発送までの

連携プレーはまさにお見事👏!!!だったんですよ。

 

お願いした日から数日で全てが整いフランスへ発送までしてくれたんです。

この分なら年内に大使館からの書類も揃えられる!!と

余裕をこいたのもつかの間・・・

 

日本から発送された書類が2日後にはパリに到着。

毎日のように追跡していたのですが、翌日、またその翌日になっても

そこから動かない・・・

 

そこで相方さんが問い合わせてくれたところ、電話口の人が素直に

「その書類が今どこにあるのか全くわかりません。」と・・・

 

ハッ????????(゚д゚lll)

 

また続いて担当者「ここにまだあるかもしれないし、既にここから出発してお宅に向かってるかもしれないし・・・」

 

相方「え、それって、つまり失くしたって意味?」

 

担当者「そうとも言えますね」

 

相方「おぃっ!!!!」

 

担当者「見つかったら連絡しますぅ〜」

 

そこから待っても連絡こず、再び連絡しても回答は同じ。。

結局パリに着いてから5日後にノルマンディーに向けて発送されたことが

追跡結果で分かったものの、配達予定日には誰もこず、不在通知もなく、

はるばる家から車で40分ほどのカーン(CAEN)の端くれにある集荷場に

保管され・・・そこまで引き取りに行ってやっと受け取れたという。。

 

結局パリについてから、書類を受け取れるまで1週間かかってしまったせいで、

予定がずれ込み、、年内には大使館へ行くことは出来ず、

年明けになってしまったのです。。

 

これ別件ですが、結婚式のあとに母親から結婚おめでとうー♡カードが

普通郵便で届けられたのですが、高知で投函した日から5日後に家に届いてました(゚∀゚)

普通郵便の方が全然早いやん・・・!!

 (イライラネタまで読んでいただいてありがとうございました。)

  

さ・・・話を本題に戻します!!

 

なんとか受け取れた「戸籍謄本・改正原戸籍・除籍謄本(結局必要なかった)」

を持って、大使館へ新年早々向かいました。

 

中へ入ると、人・人・人!

やっぱりフランスにはこんなに日本人がいるのかぁ〜わぁ〜

プラハの日本大使館とは全然雰囲気が違う・・・

(これは出来上がった書類を受け取りに行った日に気づいたのですが、この新年初の営業日だったから混んでたみたいです。。受け取りに行った日はガラガラでした)

 

ほとんどの方はパスポートの窓口の方へ並ばれてたので、

私は特に待つこともなく、すんなり窓口へ。

 

そこで下記必要書類を提出します。

・申請書(大使館のHPからダウンロード可能もしくは大使館窓口にも置かれてます)

・戸籍謄本、改正原戸籍(全てアポスティーユ付きの3ヶ月以内に発行されたもの)

・婚姻する市役所からもらった必要書類リスト

・パスポート

 

市役所からの冊子には戸籍謄本の法定翻訳家によるフランス語訳が必要、

と書かれていたのですが、大使館の方が「だいたいこうやって書かれてますが、こちらで用意する書類で大丈夫なケースが多いので、こちらでやっても大丈夫かと思います。」とのことでした。

(で、実際、市役所に提出したあとも全く問題なかったです。)

 

そこから書類作成に3日間かかるということで、

また出来上がる日に大使館へ受け取りに行きました。

書類作成の手数料(18ユーロ)は受け取った際に現金での支払いとなりました。

 

準備④ 揃った書類を婚姻する市役所へ届け出る

 やって参りました。

例の電話口でもの凄い迫力だったアドミニおばちゃまとの初ご対面〜

 

市役所の中へ入り、一瞬で「あ、この人や!」と分かりました。

一人デスクに座り、独り言で文句を言いながらパソコンを叩いているおばちゃま。

 

もう、私も相方も確信して、その方のオフィスへ向かいます。

相方「あの〜あなたがマダム〇〇ですか〜?」

おばちゃま「そうよ!何か??」

 

大当たり〜〜〜

 

この張り詰めた空気感の中で、必要とされていた下記の書類を提出します。 

・戸籍謄本原本

・出生証明書 (Extrait d'acte de naissance)

・独身証明書 (Certificat de capacite matrimoniale)

・慣習証明書 (Certificat de cotume)

・2人のパスポート

・相方さんの出生証明書 (l'acte de naissance)

・居住証明ができる書類(電気代、ガス、水道の請求書など)

・立会人のリストおよび、身分証明書のコピー

・夫婦財産契約書(私たちは結婚する当日にこちらは提出しました)

 

中には結婚する前の健康診断書を聞くところもあるそうですが、

私たちが結婚した市役所では全く聞かれませんでした。

 

さ、一応書類は全て揃っていたので大丈夫だったのですが、

とにかく感じの悪いこのアドミニおばちゃまw

書類の扱いも雑で・・・机の上もぐちゃぐちゃ・・・

 

私の出生証明書を見ながら、

「あれ?!本籍地って書かれてる住所が日本のままじゃない!!だめよー!今の住所がフランスにあるって言ってるんだったら、ここが現住所になってないと受け付けれないわ!」とガー!と言われたので、

 

私「いや・・・この本籍地っていうのを日本以外にするって無理です。日本の国籍捨てるってことになっちゃいます。。」と一言いうと、

 

おばちゃま「あ、そう。ならいいや」

 

諦めは早いのねぇぇぇ〜。笑

 

おばちゃま「あ!!もぉー書類提出するのが遅いからギリギリじゃない!!2週間、市役所の外に婚姻公示で貼り出さなきゃいけいんだからー!」

 

これ結構驚きました。

私たちが住んでいる小さな町の市役所と、この婚姻をする市役所の両方にて

私たちが結婚しますアナウンスを貼り出すんです。

 

お互いの名前、住所、職業が記載されており、掲示されている間に誰からも異議が

上がらなければ無事に予定日に結婚できるというもの(*゚▽゚)驚

 

だから余計に時間もかかるのね・・・

本当に日本みたいにいつでも窓口が開いてる時間内に婚姻届だして完了〜って

かなりごとシンプルな仕組みやったんやな。。

 

ということで、実際に後日市役所へ見にいってみるとありました!

本当に、この二人結婚する予定ですーのアナウンス。

記念に写真にも収めておきました✌︎

 

準備⑤ 番外編

私たちは特に盛大にパーティをする予定もなかったので、

月曜日の朝一に結婚するように予約をしていました。

 

その前の週の金曜日。

市役所へ何でか忘れちゃいましたが相方さんが何かの用事があって電話をしたところ、

例のおばちゃまが「あ!丁度よかった!そういえば、まだお宅の町の役所から婚姻公示に対して異議ありませんでした、っていう書面が届いてないわよ!これ月曜になければ結婚できませんからね!」

 

えぇぇぇぇぇぇぇ〜〜〜( ゚д゚)!!!!!!!!

 

いや、それウチらの責任範囲?!!!

しかも、たまたまこっちから電話してなければ、当日市役所いって

今日は結婚できませんよー、って言われてたってこと?!

 

どぉぉぉいうぅぅことよ?!!!!

 

もう想像をはるかに超える、このパフォーマンス。。。

 

3分ほど相方さんと、ブーブー文句を言い放った後、

いつまでも文句を言っていてもしょうがないので、

さっそく対策を考え出しました。

 

と、いうのも、私たちが住んでる町の役所は週に1日、月曜の午後2時間しか

開いていない。その事実が発覚したのは金曜日=閉まってる。。

 

そこから、市長を探せ!ミッションが始まりましたw

小さな町なので、誰かに聞けば分かるはず、と町中をウロウロしだし、

郵便局に行ってみたところ、その時に分かったのですが

なんと郵便局の窓口のお姉さん、役所のアドミニの仕事を兼任しているそう!!

 

と、いうことで市長に連絡を取ってくれ、

誰もこの結婚に異議してません、という書面にサインをしに来てくれることに。

そして、それを私たちが結婚する市役所へFAXしてくれる、ということになりました。

 

ものすごぃありえん役所側の手続きの失態ですが、

意外とスムーズに対処できて、今になれば笑い話ですw

 

でも、もし、これが市役所での結婚式に続いて、友達たちもよんでパーティーもする、

みたいに1日がかりのプログラムを組んでいるにも関わらず、

この役所の失態のせいで万が一当日結婚できない、みたいになってたら・・・

と考えると、本気でありえんわぁぁぁ。

 

その日の夕方に、念のため私たちが結婚する市役所に電話をして

ちゃんとその書類が届いたかを確認したところ、

届いてはいたけど、私の名前が誤字だらけ・・・だったそう。。

 

でもさすがの迫力あるアドミニおばちゃまも

「ま・・・これで大丈夫。また婚姻式後に修正したものを取り寄せるわ。」

と、さすがにそこは強くは出てこなかった。。

 

なにはともあれ、

翌週月曜日の朝、お天気にも恵まれ、無事に市役所にて結婚することが出来ました!

 

その時にもらったのが、こちら: Livret de famille(家族手帳)

この中に私たちの名前、お互いの両親、結婚した日、そしてこれから家族が増えたら

子供達の情報を書き込んでいくようになっています。

 

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 市長さんもすごく感じのいい方で、当日は私たちと相方のご両親だけで

とってもリラックスした中で結婚することができました♡

 

ここまでの道のり、思った以上に長かった&色々ハプニングもあったけど、

そんなもんなんだろうと今になっては思います。

 

パーティーはしないのーーーー?とお互いの友人たちからたくさん連絡が来ましたが、

いつか子供も一緒に、フランスもしくはヨーロッパ圏内と、日本でも

簡単なパーティーはしたいなぁと思っています。

 

長くなってしまいましたが(どうしても手続きが長かったもんで・・)

これが一通りのフランスでの婚姻までの道のりとなります。

 


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