臨月:まるまる一週間を義母と二人きりで過ごしてみると・・
ここ最近、毎日誰かしらから
「産まれた?まだ?陣痛きたっ??」と連絡が入り、
若干それらへの返答がめんどくさくなってきたような・・・
別に予定日から大幅に遅れてるわけではないのに、
なんだか焦らなきゃいけない気持ちになってきてしまう・・今日この頃です。
さて、話は少し以前のことになりますが、
相方さんの仕事が出張が多く、今月初めに一週間アメリカ出張が入っていたので
もし出産が早くきた!とか、まぁ何かしらのために
フランスからわざわざ義母が私の身の回りのことのヘルプのため来てくれることに。
それを聞いたときは、“え、一週間も?!まぁ、でも確かに赤ちゃんのベッドの準備とか、赤ちゃん服洗って収納したりとか、色々せかいかんことはあるなぁ・・・
それ手伝ってもらえるのは助かる!”と思い、義母に来てもらうことに決定。
日曜の夕方頃、我が家に到着して、その日はウィーン中心地にある
オーストリア料理といえば!なレストラン(らしぃです)
Pulachutta (Plachutta Wollzeile)へ3人でごはんしに。*予約おすすめです
お店に行く前から相方さんが
「今夜こそは有名な茹でた牛肉をためしてみるかなぁ〜でもやっぱりシュニッツェルも捨てがたいな〜」と呟いており、
個人的には”茹でた牛肉”という表現に全く惹かれず・・・
だったのですが、まぁ物は試し。
揚げ物大好物な相方さんは結局シュニッツェルを注文。
私とお義母さんはその有名なターフェルシュピッツをためしてみることに。
これ、思った以上に “癒される味”
日本の鍋を胃袋のはるか遠くのほうに思い出す・・・
胃に染み渡るスープのお味♡
お肉はやっぱり霜降りとかじゃないので
じゃっかんドライな感じはするものの、まぁいける。
でも、とにかくスープメインで楽しんだ一品でした。
このメイン料理並みに気に入ったのが、ここのプレッツェルのパン。
これがフワフワ、もっちりで何度おかわりを頼んだことか・・!
この初日の時点で、お義母さん&相方さんのノンストップトークは永遠と続き
臨月に入った私のタダでさえ浮腫みやすい足はあっという間に感覚を失い
みるみるうちに象さんの足へと変身。。
さ、翌日の月曜、相方さんは出張へ。
そこからは私とお義母さんの2人生活開始。
ウィーンに来る前に、もし何かここは行きたい!とか、これだけは見てみたい!
みたいなものがあれば調べておこうと思ってお義母さんに尋ねたときは
「何言ってるの〜!私遊びに行くんじゃないの。あなたの身の回りのお手伝いしに行くんだからー。臨月なんだし、そんなに動き回ると疲れるから、お家でゆっくりしてて。私暇だったら一人で出かけるし。」
と言ってた義母。
だが・・・実際は、、、
義母は月曜から土曜まで毎日なにかしらのプランを提案してくることに。。(゚д゚lll)
「今日は中心地へ行って、あの有名なカフェでお茶しない?」
「あ!今日は病院でのアポがあるのね!なら私も一緒に行くわ!そして夕方はボートの上にあるバーへ行ってみましょう!」
「今日はあの美術館へ行ってみましょう!」
「今日はあの有名な庭園へ行きましょう!」
・・・・・いや、めっちゃプラン立ててますやん。
臨月の女めっちゃ連れまわす気で来てますやん。。
もともと義母が言ってたのは、
私がしんどくって、行く気がしなければ一人で出かけるから〜って言ってたのに
2人生活が始まった途端
「気乗りしないならいってね!私このお家の中でもできることいっぱいあるから!!」と言い続ける義母。。
「いや、お義母さん・・どうぞ気になさらず好き勝手にお出かけしてください。。」
と言ってみても、なぜか、なかなか一人で出かけようとはしない。。
そうなると私も・・・
せっかく来てくれてるしなぁ・・
まぁ、あたしも赤ちゃん産むまえにいろいろ観光できていいのかも・・・
運動もせないかんしなぁ・・・
と考えだし、できるだけ義母の提案通り毎日を過ごしていったものの、
臨月女・・・ゲキ疲れ・・・
あんなに毎日をアクティブに過ごしたのはいつ以来やろう・・・
〜その他エピソード〜
私にはIKEAに行ってウロウロする体力がないので相方さんが気を使ってくれ、
出張から帰ってきたら足りてない家具を
相方さんとお義母さんでIKEAに買い出しに行こう、という予定になっていたのを
「出張から帰ってきたら疲れてるだろうし、私と一緒に2人でIKEAに買い物いかない??」と提案してきた義母。
私「いやです」
完。
そして料理が苦手なお義母さん。なので3食の準備は私。
何回か外食したけど、ほぼ家ごはんで、毎日出かけてクタクタになっては
買い出しして、夜ご飯をパンパンになった象の足でまた支度するのは
結構疲れた・・・
しかも私が料理してる間、義母はテーブルで食事ができるのを待ちながら
ずーーーっと私に話しかけてくる・・
その都度、換気扇止めて「ん??なんですか??」と話しに対応しながら
また手を動かして食事準備へ・・疲
ここまでは体力編でしたが↑
ここからは精神面編です↓
この体力消耗しきった二人きり生活。
そこに付け加えてかなりドーン!とやられたのが、
義母は根っからの話好き、というところ。
そして常にテンションがハイパーマックス。。
とにかく一人の時間なんて1秒たりとも必要ない人間(義母)と
人と交流するの大好きやけど、一人時間もとても大切な人間(私)が
一週間常に同じ空間で過ごすのは、なかなか難しいもんがあったなぁ・・
私が寝てるとき、トイレ、お風呂に行ってるとき以外は
常に何かしら一緒にしたい、話したい義母。
そのため、
ネットでなにか調べる、
ケータイいじる、
本読む、
とか集中もしくはリラックスする時間なし。。
そこで思いついたのが、なにかフランスのテレビ番組でも流しておけば
義母の集中がそっちへ流れるんでは?!という作戦。
そこで、こっちにきてからもネットで朝はたまに
“La masion des maternelles” という妊娠生活や子育てに関する番組を見てるので
その番組を朝つけてみることに。
これ、大失敗。
余計にめっちゃ疲れることに。
というのも、赤ちゃんが映るたびに
義母「ひゃぁぁぁぁぁぁーーーー!!!!見て見て見て見て!!!!なぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんて可愛いのかしらぁ〜!!!!赤ちゃん楽しみね〜!!」
と奇声を発するからであーる。。
その興奮っぶりに私はとてもついていけず、、
朝からどっしり疲れが(´Д` )
また別の日には、赤ちゃん洋服を着用前に一度全て洗濯しておこうと思ってたやつを
全部ありがたいことに義母が洗濯してくれることに。
でも、そこでまた奇声を聞くことになるとは・・・
洗濯物を干しながら・・・
義母「きゃぁぁぁぁぁーー!!!!なぁぁぁぁぁんて小さいのぉ〜!!!!可愛いわね〜!!!!!!」とベランダで一枚一枚干すたびに大興奮。
きっとご近所さんたちは朝から何事や・・・
と驚いてたやろうなぁ。。
そして、洗濯物を時々チェックしては
「これ乾いてるわ!」
「これまだみたい!!」
「これはもう少しで乾くわ!!」
と1つ1つわざわざ報告してくださる・・・・・。
いかん。
臨月女、もう限界です。
あれはきっと木曜だったはず。。
仕事してる相方さんに、そんなつまらん愚痴をいってはいかん・・と我慢してたものの
限界を感じ相方さんに呟き・・・。
すぐに電話がかかってきて
相方「え?オカン一人で出かけてないの?!一回も??!」驚
私との電話を切ったあとすぐに今度はお義母さんへ電話する相方さん。
そのあと、相方さんからチャットが入って
「具体的には何もいってないから心配しないで〜。」とのこと。
そして、その翌日、変化が・・・!!!
お義母さん「今日は病院で検査があるのよね?私は家にいるわねー。」
私「あぁ!そうですか・・じゃぁ行って来ます!」
帰宅後・・
お義母さん「私ちょっとここら辺散歩してくるわー。中心地まで歩いていけるし!」
私「おぉ!そうですが、楽しんできてください!」
と久々の一人時間獲得٩( ᐛ )و
そして夜・・・
お義母さん「今夜はチキンが食べたいわ!私が今夜は作るから!!」
私「えぇ!嬉しい!ありがとうございます!!」
相方よ・・・こういうところは本当にあなたと結婚して良かった、と思うよ。涙
ちゃんと嫁の声を大事にしてくれて。。。感謝
これは義母との2人きり生活最終日での大変化。
もっと早く相談すれば良かった。。
さてさて、こうやってバーっと書き出すと
愚痴ばっかりになっちゃいましたが、
もちろん楽しい時間もたくさん過ごしましたw
ただ、疲れた・・・義母がフランス経った後の二日間ほど
疲労がとれずほぼ寝続けて過ごしたほど。。
そして眠るたび、義母が夢に出て来るという。爆
それでも、私はお義母さんが好きです。
一緒に生活は難しいということが良くわかったけどw
お義母さんがすること全ては良かれと思ってしてること。
もう何十年もお義父さんと常に一緒に行動しているお義母さんが
突然慣れてない土地で一人ウロウロ出かけるには少し勇気がいること。
離れると全体をまた冷静に見ることができる。
やっぱりある程度の距離感って大事やな。。
確かに!と思ったのが、このことを友達に話したときに
その子が「まるで赤ちゃんとの生活の練習みたいね!自分の好きな時に好きなように動けない、好きなことができない、常に相手してなきゃいけない、、って本当に赤ちゃんとの生活みたいじゃない?」と。
そして・・・!
また赤ちゃんが産まれたら再びお義母さんいらっしゃいます!
でも今度はお義父さんも一緒に(少し安心w)
また、その時はその時で何かあるんやろうな・・・
ノルマンディーからウィーンへ越して来てみて
ブログの更新いっさい出来てませんでした〜_| ̄|○
7月半ばに突然相方さんの仕事でオーストリア、ウィーンへ引っ越すことが決まり、
そこからはバタバタバタ〜の日々で一足先に相方さんがウィーン入り、
私は8月初めにその後を追い、我が家の猫と初のフライト体験をし
新境地へやって参りました!
気づけば、あっという間に1ヶ月半ほどが経ち、
気持ちのいい夏も過ぎ去り、すっかり秋を迎え涼しくなった今日この頃。
そして、もういつお産が始まってもおかしくない・・いやぁーあっという間!
ざくーっと、ウィーンへ来てからの流れを書くと・・
今回の引っ越しはとにかく準備時間が短かったので、
新居探しはネットでいくつかピックアップし、
一番気になる物件を最初にウィーン入りした相方さんが到着翌日見にいって即決定。
とにかく諸々手続きをするにも住所がないことには
何も進まないので、他にゆっくり見るきにもなれずというのもあったので、
ささっ!と決めてくれて助かりました。
そのお陰で私がウィーンに到着した翌日には、
まず住民票とでもいうんでしょうか・・ここに住んでいますという証明になる
住所登録の申請へ向かい、これは本当にあっという間で、5分ぐらいで完了。
その書類を手に、続いて移民局へ滞在カードの申請へ。
そこも、これまで経験したチェコ・フランスとは全く雰囲気が異なり
なんだか・・・明るい。。爽やかw
キッズスペースまである。。
そこまで混んでなく、担当してくれた方も普通に英語でやりとりしてくれ
揃える書類もかなりシンプルで(また詳しく書くと思います。。)
「あっという間に書類受付完了〜滞在カードが出来たら手紙で知らせるので
取りに来てくださいね。」と言われ、あまりにもさっくりと手続きが完了。
そこから相方さんの会社が私も相方さんの保険に入れるように手続きを進めてくれ
なんと、その3日後ぐらいには保険カードが手元に配達された・・・!!驚
なんと・・・・すべてが・・・早い・・・👏
なので今回の引っ越しで一番の不安点だった、「保険」「ビザ」が
ウィーンに到着した最初の一週間で片付いたという・・・
すごいよ、、、オーストリア
フランスから来たからか、余計に感動が大きいよ。。!!!
そのおかげで、ウィーンに来てからの産婦人科の診察、血液検査、産院での診察も
保険でカバーされ助かりました。
そして、つい先日移民局から「滞在カードが出来ました!取りに来てくださいね〜」
というレターが届き、すんなりと受け取ることが出来ちゃいました。
担当してくれた方が「5年間有効で、オーストリアに滞在する権利はもちろん、働くことだって出来る。旦那さんと同等の権利を持ってるということよ!」と。
いやぁーーーーー
スムーズ!!!涙
オーストリアについて色々調べたり、ブログを見たりしていると
人が結構適当、気分屋、スローと聞くけど、
それはチェコ生活からなんとなく慣れてしまったような・・・
もう今は自分が日本に帰ったら、かなり周りの人にイライラされるぐらい
のんびり人間になってしまっているような・・・感じなので、
正直今ところ、あんまり気になる点はなく(たぶんまだ仕事してない、地元の人と深く関わってないっていうのもあるでしょうが)
私からすると、とにかくこの最初の一番やっかいなビザ・保険関連が
めちゃめちゃスムーズに迅速に対応してもらえたことで
この国に対する印象がグーーーーン!とアップしました。
ただ、やっぱり言葉はこのままじゃぁいかん・・・
ドイツ語話せるようにならんと!!ってことで
少し前からドイツ語レッスンも始めたばかり。
病院では先生はもちろん皆さん英語でコミュニケーションOKですが
少しお年を召された助産婦さん&受付の方とは無理なことが多々。。
なので、実際に行けばなんとかなっても
電話をかけると受付の時点でコミュニケーションが止まってしまい
電話をガチャン!と切られることも何回か。。
出産するときは、きっとジェスチャーでなんとかなるはずw
まぁやってみるしかないな〜と、そこまで深く考えてないにはせよ
これから子育てもこの国でしていくならやっぱり少しは話せるようになりたい。
初めての国で初出産、初子育て、初めて学ぶドイツ語・・・
そわそわ感は消えず・・・
でも、それ以上になんかウキウキ感がどっかから出てくるようなw
まぁ、まだ来て1ヶ月半やもんな・・
ここからどんな風に生活が広がってくかもちろん不安もあり、そして楽しみ。
また、これからはウィーンでも生活の中から
このブログにちょこちょこ綴っていこうと思っております٩( ᐛ )و